梅干し効果
昔から「1日1粒の梅干で医者いらず」という言葉があるように、梅干にはさまざまな薬効があるようです。
1、アンチエイジング、美容効果
梅干しに含まれる植物ポリフェノールの一種「梅リグナン」には強い抗酸化力があり、シミやしわなどの老化原因の酸化を防ぎ、がんや生活習慣病の予防になる。
2、疲労回復
クエン酸で、疲労の原因となる乳酸を体外に排出し、肩こりや、体のだるさなどの改善に役立つ。
3、食中毒予防
冷蔵庫などなかった時代、食中毒予防のために梅干を利用していたのは有名。梅干の塩分には殺菌や防腐、抗生の働きがあり、強力な殺菌力がある。これらが、0-157など、サルモネラ菌・黄色ブドウ球菌といった食中毒を引き起こす細菌を抑制する。さらに悪玉菌だけを殺菌し、善玉菌は活性化するという機能が備わっているということ。
4、胃や腸の状態を整える
胃や腸の働きを活発にし、消化吸収を促進、不要なものを体外に排出。腸内の悪玉菌を抑える作用があり、便秘と下痢の解消になる。
食欲増進にもなる。
また、胃炎や胃潰瘍、胃がんの原因となるヘリコバクターピロリ菌の抑制する働きがある。
5、カルシウム吸収促進
クエン酸がカルシウム吸収促進を促すので、小魚やチーズなどのカルシウムを含む食材を一緒に食べると、カルシウム吸収効率が良くなる。
また、鉄分、マグネシウム、亜鉛などのミネラルも豊富に含む。
6、糖尿病予防
糖質の消化吸収を遅らせ、食後の血糖値上昇を抑えます。
7、ダイエット効果!?
クエン酸が乳酸を体内でエネルギーに変える。また、脂肪燃焼効果を期待できる成分(バニリン)が含まれている。
8、虫歯予防
虫歯の原因となる、ミュータンスと呼ばれる球菌を
梅干に含まれるクエン酸が抑え、虫歯を予防する。砕いた梅干を、お湯に入れて口に含むだけで効果あり。また、梅干しに誘発されて出る唾液の質はサラサラで、口の中に残った食べかすや細菌を洗い流しやすくする。
9、高血圧、動脈硬化予防
塩分が気になるが、梅干は高血圧化を抑える働きがあることが明らかになった。
梅干しはアンギオテンシンⅡという血管収縮性作用のあるホルモンの働きを調整し血圧の上昇を抑え動脈硬化の発生を抑制する作用がある。
また、梅干し含まれるクエン酸は、ドロドロ血液の原因である酸性を中和させ、血液をサラサラにし、脳梗塞や心筋梗塞を予防する。
10、鎮痛作用
「こめかみに梅干しを貼ると頭痛が治る」という言い伝えがあるが、梅干しの香り成分ベンズアルデヒドには、痛みを鎮静・軽減する効果があり、香りを嗅ぐだけで同じ効果ある。
11、伝染病予防!?
和歌山県立医科大学の研究により、世界で初めて梅干し由来のポリフェノール「エポキシリオニレシノール」が発見され、この成分には、インフルエンザウイルスの増殖を抑制してくれる効果があるようだ。
梅干しは戦国時代の保存食、傷の消毒や戦場での食中毒、伝染病の予防、合戦中の休息に梅干しを見ることで唾液分泌を促進させ、息切れ、脱水症状を防ぐ目的にも使われていた。
江戸時代の銀山では、坑内に立ちこめる鉱塵による粉塵公害「けだえ」が問題であった。備中国の医師・宮太柱の発明、「けだえ」防止の装置の鉄の枠に梅肉を挟み薄絹を張った防毒マスク「福面」は、酸の効果で鉱塵を寄せつけず効果が絶大だったという。
参考元:http://www.umekounou.com/effect/
http://biofloresta.jp/shop/contents?contents_id=235910
https://www.chintai.net/news/2014/11/05/2253/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%85%E5%B9%B2%E3%81%97