真我とは
真我という言葉を聞いたことあるだろうか?
私はここ数年前に知った言葉である。
真我とは、自我を外したところにある、ありのままの自分。
真我にたどり着くのは、目覚めたものだという。
真我とはなんだろう?
ありのままの自分が真我であるなら、他人の目を気にして、他人を貰おうとして作った偽りの自分ではないということに気付くだろう。
真っ白なキャンパスに絵を描こうとする時、周りの人がああした方がいい、こうした方がもっと良くなると言うと、自分が思い描いた通りの絵は描けない。
さらに、他人の絵を見て、他人の絵の方がずっといいと思えば、他人の真似の絵を描こうとする。
そうして、出来上がった絵ははたして自分自身の絵なのだろうか?
もしかすると、自分流にアレンジして一味違う絵になっているのであれば、それは自分だとも言えるかもしれない。
または、他者の意見を遮断して何かを描こうとする時、キャンパスからはみ出してもいいのではないかとも思うこともあるのではないだろうか?
そう考えると、自我とはキャンパスに他人の思う絵を描こうとする自分であり、真我とは世界に自分を描こうとする者のように思う。
そう考えると、自分を制限しないで自分自身を描けるときが、真我の本当の目覚めになるのではないかと思うのである。